「バレエシューズ」(福音館書店)

ノエル・ストレトフィールド著「バレエシューズ」(福音館書店)が発売となりました。

朽木祥さんが手がけられた完訳版です。美しいブックデザインは中嶋香織さん。

私はカバーイラストレーションと挿絵を担当しています。

ぜひお手にとっていただけましたら幸いです。どうぞよろしくお願いします。


物語の舞台となるのは1930年代ロンドン。

身寄りのない三人の少女は、学者のガム(マシュー大伯父)に引き取られ、「フォシル」三姉妹として育ちます。

やがて訳あって舞台芸術学校に入学し、バレエや舞台を通して自立を目指し成長していきます。

赤ん坊のときから人目をひく美しさの長女ポーリィン。

目立つことは苦手で読書が好きな次女ペトローヴァ。

のびのびとして愛らしい三女ポゥジー。

ほかにも魅力的な登場人物たちがたくさんでてきます。

今を生きる子どもたちも三姉妹に自分や家族、友達を重ね、きっと楽しんで読める物語だと思います。



どんなときもあきらめない三姉妹の明るさ、たくましさを絵に表現したいと願いました。

「カバーイラストレーションは、植物をモチーフにしましょう」と装幀画の方向性が決定し、イギリスの植物をいろいろと調べました。

三姉妹にぴったりだと私が感じたのはひなぎくでした。

ひなぎくの素朴な美しさと、可憐だけれどたくましい姿がフォシル三姉妹と重なるように思えたのです。

バレエシューズとひなぎくの原画を私は黒一色の線で描いたのですが、

中嶋さんの手がけられるデザインでこんなにも美しい本になるのですね!


↓本を開いた見返し部分です。


そして下の写真は、書店さん向け広報紙「ふくみみ」(福音館書店)です。

「バレエシューズ」とフォシル三姉妹を紹介してくださっています。

「ふくみみ」は一般に流通していませんが、福音館書店さんにお願いしブログ掲載の許可をいただきました!

(大伯父のガムも小さく載っています)

そのほかストレトフィールドの著作は、教文館出版さんより発売されています。

あわせてぜひお手にとってみてください。


Megumi Kaneko

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